「梁山伯と祝英台」の民話は、数千年以上前に遡る物語です。身分は低いが心優しく気取りのない若い学者、梁山伯と、富裕な家の娘で魅力的だが絶対に譲らない性格の祝英台が意気投合する物語です。

 

  男性だけが学べる?

 

古代中国では男性と女性は分離され、社会の求める従来のしきたりに沿って行動していました。娘の結婚は両親が決めるものでしたが、様々な角度から適切な伴侶を考慮し、経験豊かな仲人に助けを求めました。

 

物語では、富裕な祝家の両親が適齢期の娘にぴったり合った伴侶を探しているところから始まります。美しい女性に成長した娘の英台は、輝く目と繊細な微笑みを備えながらも、知性に秀で、固い決意を持っていました。刺繍などの花嫁修業もいいけれど、巻物に首をつっこみ、勉学に勤しむ時が至福のひとときでした。

 

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