清明の前日
――寒食節:忠臣・介子推の心温まる物語

 

春秋戦国時代に、の君主・献公の妃が自分の息子を王位に就かせるために太子を死に追いやりました。第二の公子(君主の息子)である重耳(後の晋文公)も命の危険を感じ逃亡しました。逃亡生活は非常につらいもので、重耳は数々の屈辱を受け、少数の忠臣だけが彼に寄り添いました。その中の一人が介子推です。

介子推は自身の太ももの肉を割き、それを煮て食べさせました(清玉/大紀元)

ある日、一行は絶望的な状況に陥り、重耳が餓死しそうになったとき、介子推は自身の太ももの肉を割き、それを煮て食べさせました。これを知った重耳は感動し、「この恩は必ず返す」と言いましたが、介子推は「私への恩返しより、あなたに清廉な君主になってもらいたい」と断りました。

 

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