空母、台湾防衛態勢に

 

1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参加したが、驚くべきは米国から正規空母2隻すなわちセオドア・ルーズベルトとカールビンソンが参加したことだ。

 

実はこの日、読売新聞オンラインは「中国軍艦4隻 台湾の四方にも常時展開、台湾有事米軍接近を阻止する狙いか」との記事を掲載しており、1月13日に台湾総統選で反中派の頼清徳が選出されて、中国海軍が台湾封鎖の暴挙に出る危険性に備えて、米国が空母2隻を台湾周辺に派遣したと推察されよう。

 

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鍛冶俊樹

軍事ジャーナリスト。大学卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、11年にわたり情報通信関係の将校として勤務。著作に「領土の常識」(角川新書)、「2023年 台湾封鎖」(宝島社、共著)など。 「鍛冶俊樹の公式ブログ(https://ameblo.jp/karasu0429/)」で情報発信も行う。

 

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