「武力をもって天下を争い、王たる者が国を治める」

 

かつて、向かうところ敵なしとされていたモンゴル兵ですが、チンギス・カンの要求により、すべての兵士にシルクの肌着が配備されていました。

 

ロバート・マーシャルの著書『Storm from the East: From Genghis Khan to Khubilai Khan』には、チンギス・カンが作り上げた独特な軍隊規則が記されています。それによると、モンゴル帝国時代、軍隊は大部分のモンゴル人の命と生活にかかわっていたといいます。医者、検死官、僧侶を除き、満14歳以上の男性は全員、軍に入隊しなければなりません。

 

徴兵された青年たちは大家族のもとを離れ、陣地に入ります。妻子も軍隊とともに放牧しながら移動します。

 

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