さて、専門家の解説は?
運転しようと思って車のキーをどこに置いたか忘れている人は多くいますが、数年前に聴いた歌の歌詞は覚えているものです。 なぜでしょうか? 人間の記憶には、歌詞を好む傾向があるとでも言うのでしょうか? 専門家の意見を聞いてみましょう。
英国のダラム大学のケリー・ヤクボウスキー准教授(音楽心理学)は、音楽は長い間、話し言葉やメッセージの補助として使われてきたと、『The Conversation』の中で書いています。
ヤクボウスキー氏は、文字が登場する以前から、音楽は物語やメッセージを口頭で伝えるために使われてきたと書いています。 その例は今日でもよく見られます。 例えば、親は子供に文字や数字、地名(米国50州の名前など)を覚えさせるために歌を使用したりします。
彼女は、音楽と言葉が記憶と複雑に結びついているように見えるのには、いくつかの理由があると指摘します。 第一に、音楽の特徴は、歌詞を覚えるための予測可能な “足場 “として、機能することがよくあります。
【続き】
【関連記事】