幼い頃からシッダールタ王子は、周りとは異なる考え方を持っていました。王子は農夫に掘られ、鳥につつかれるミミズを見て、生き物の残酷さを嘆き、しばしば、「この世は皆、苦しんでいる」と悩み、考え込んでしまいました。

 

7歳のとき、王子はバラモン教の正式な教育を受け始め、王族に求められるあらゆる技術や規律を学び、12歳の時には、当時の最高レベルの学問を習得し、加えて武術も学び、乗馬、弓術、剣術の達人になり、他の王子と競っても負け知らずでした。

 

16歳の時、王子はインドで最も美しい女性、ヤソーダラーと結婚しました。浄飯王は他にも2人の妻を与え、3千人ものメイドを選び、彼女たちは昼も夜も彼に仕え、王子の歓心を買うために常に美しい音楽を奏で、踊り続けました。

 

その上、淨飯王は、王子が世の中の苦しみに嫌気がさし、出家してしまうのではないかと心配し、豪華な「三時殿(三種の宮殿)」(中央インドでは1年を3つの季節に分けていた)を建てました。 

 

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