待(Dài) 僕(pú) 婢(bì),身(shēn) 貴(guì) 端(duān);

雖(suī) 貴(guì) 端(duān),慈(cí) 而(ér) 寬(kuān)。

勢(Shì) 服(fú) 人(rén),心(xīn) 不(bù)然(rán);

理(lǐ) 服(fú) 人(rén),方(fāng) 無(wú)言(yán)。

 

【注釈】 
﹙1﹚待:向き合う。
﹙2﹚僕:僕、男の使用人。
﹙3﹚婢:女の使用人。
﹙4﹚貴:最も重要なもの。
﹙5﹚端:正直。
﹙6﹚慈:慈しみ。
﹙7﹚寬:仁が厚く、器度が大きい。
﹙8﹚勢:權力。
﹙9﹚服:服従させる。
﹙10﹚不然:納得しない。
﹙11﹚理:道、義、情に適合する理。
﹙12﹚方:それでこそ。
﹙13﹚言:議論。

 

【日文参考】

家の男女の使用人に対するとき最も重要なことは、自身の言行を端正無私にし、かつ慈しみを厚くして度量を大きくし、苛めたり圧力を掛けたりしない。

 

権勢をもって人を従わせると、人は必ず内心納得せず、後日に禍を遺す原因となる。道理をもって説得し、彼らが進んでやるようにすれば、不平や議論も起こらないものである。

 

【参考故事】

楚の莊王は春秋五霸の一人であり、彼はよく諸侯を束ねただけでなく、その仁慈に厚い態度が群臣の忠誠を勝ち取り、それが国家強盛の基礎を築いた。

 

【続き】

 

 

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