ゴータマ・シッダルタ(釈迦)が出家した当初、父の浄飯王(シュッドーダナ王)は釈迦を追いかけ、王室に帰るように説得するため、警護を派遣しました。しかし、釈迦は父親の要求を断固として拒否し出家しようと決心しました。
そのため、浄飯王は釈迦の警護も兼ねて阿若・憍陳如(コンダンニャ)を含む五人を同行させました。
その後、スジャータから乳がゆの供養を受けた釈迦の様子を見て、この五人は釈迦が修行の意志を失ったとみて、失望のうちに釈迦のもとを去りました。
釈迦は菩提樹の下に坐して瞑想に入り、悟りに達して仏陀となりました。
釈迦は以前の警護であった五人が鹿野苑で苦行を続けているのを知ると、自分は仏のさとりを開いたのに、まだ迷いの中にいる彼らを哀れに思い、五人のいる鹿野苑へ赴いて、彼らへ最初の法を説くことにしました。
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