最古の古代ギリシア詩作品である『イリアス』と『オデュッセイア』は、紀元前8世紀末の盲目の吟遊詩人であるホメロスが書いた長編の叙事詩です。
ギリシアとトロイアの間に起きた10年間にわたる戦争が『イリアス』の背景で、物語は戦争の10年目に起きたことから始まります。『オデュッセイア』は、トロイの木馬を立案し、10年間続いたトロイア戦争に終止符を打った、イタケーの王である英雄オデュッセウスの10年にわたる冒険談について描かれているため、『オデュッセイア』は『イリアス』の続編とも言われています。
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『イリアス』と『オデュッセイア』は戦争と冒険について書かれているだけでなく、社会の出来事を記した史料でもあり、後世の古代ギリシアの歴史、地理、民族、文明、宗教、哲学への研究探索に豊富で大事な資料を提供しています。
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