「光彩奪目」という四字熟語は『世説新語・汰侈』から由来し、とても鮮やかで、目を見開いて見とれるほど美しいという意味です。

 

西晋王朝の時、石崇というお金持ちがいました。県令(県知事)を務めたこともあれば、武帝の侍従官になったこともあります。51歳の頃、荊州の刺史(州の長官)に就き、就任中、通行する商人への官兵による強奪や財宝の略奪を黙認していたため、西晋時代の有名な大富豪となったのです。一方、当時の将軍・王愷(武帝の母方の叔父)も名の通った大富豪です。

 

両者は一番のお金持ちの称号を争い、最も煌びやかで豪華な財宝を馬車や衣装の装飾に使いました。

 

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