一日千里」という故事成語は『荘子‧秋水』に由来し、急速な進歩や発展を表現しています。

 

伝説によると、暴れ馬を走らせるのが得意だった造父という人がいたそうです。彼は西周王朝の穆王(ぼくおう)のために8頭の良い馬を見つけました。穆王は、手に入れたこれらの馬を「八駿」と名付けました。そして造父に、8頭の馬すべてを一つの馬車につなぎ、西の果てまで旅する準備をするようにと言ったのです。

 

ある日、穆王は国政を信頼できる大臣たちに任せ、造父の運転する馬車に乗り込み、西方へ向けて出発しました。8頭の馬は蹄を広げて大喜びで走りました。左右の景色がどんどん後退していき、彼らは崑崙山の麓にある西王母の国にやってきました。

 

【続き】

 

 

【関連記事】