昔、中国の江南の地に呂という一家がいました。呂家の長男、呂玉は王家の女性を娶り、次男、呂宝は楊家の女性を娶りました。末っ子の呂珍はまだ結婚していません。

 

呂玉の妻は男の子を出産し、幼名は喜児と名付けられました。6歳のとき、喜児は隣家のお兄さんと一緒にお祭りに行った際に誘拐されました。呂玉夫婦は息子を何日も探し続けましたが、全く見つかりませんでした。

 

呂玉は息子をさらった者に怒りを覚え、息子の消息が全くわからず、悲しみにくれていましたが、家でじっとしていられないので、お金持ちから資金を借りて、綿布の行商をしながら、息子の居場所を探し続けることにしました。

 

それから4年の時が流れ、呂玉は行商で多少儲けましたが、息子の消息はわかりませんでした。5年目、呂玉は再び綿布を仕入れ、他の土地へ出かけました。その後しばらくして、仕事が一段落ついたので、呂玉は久しぶりに家に戻ることにしました。

 

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