釈迦牟尼が生きていた時代、蓮花色という尼僧が古インド舎衛国で修行をしていた。ある日、彼女は木の下で乞食の格好をし、禅定に入った。この時、悪魔は修行している彼女を見て妨害することを企んだ。

 

 悪魔は蓮花色の前に現れて言った。「おまえは木の下で禅定に入っているが、周りには誰もいない。こんなところで、もし悪人が来たら怖くないのか」。蓮花色は魔物の妨害である事をすぐに悟った。「たとえお前のような悪賢い人が百人来ても、毛髪一本たりとも動揺しません。悪魔を恐れる事は決してありません」

 

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