1995年12月、米紙「ワシントン・ポスト」は、「Man of the Millennium」に選ばれたのはチンギス・カンであることを報じました。その理由は、チンギス・カンがグローバルな観察力で、ヨーロッパとアジアをつなぐ自由貿易圏を切り開いたためです。インターネットがまだない700年ほどの昔、チンギス・カンはすでにグローバルな情報流通の道を開き、各国間の距離を縮めたのです。

 

学者ジャック・ウェザーフォード氏によると、チンギス・カンは、国際法、グローバル貿易、プロフェッショナル化など、現代のグローバル社会におけるいくつか重要な枠組みを構成したといいます。

 

モンゴル帝国から元王朝時代にかけては歴史上初のグローバル化時代であり、当時の帝王たちが施した法治体制や自由貿易、知識共有、信仰の自由、外交特権、国際法、国際郵便体制などは近代社会に大きな影響をもたらしています。

 

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