ここ数年の激辛ブームやダイエットなどで話題の唐辛子。しかし、1980年以前は、薬味や香りづけに一味唐辛子や日本特有の七味唐辛子が少量使われる程度でした。市販のカレーでさえ現在ほど辛口の商品はあまりなかったのです。

 

インドやタイ、韓国など唐辛子が日常的に使われる国や地方では、小さい頃から徐々に辛い味に慣らしていき、胃腸を刺激に対して強くしているそうです。一方、日常的に辛味を使う習慣のない日本では、味覚としての辛味というよりも「痛み」として認識されるため、年配の人を中心に苦手とする人が多いようです。

 

日本には、ポルトガル船によって伝わったと言われています。唐辛子というので中国から伝わったと思われていますが実はそうではなく、唐とは外国の意味で使われていました。コロンブスによって中南米からスペインに持ち帰られ、その後わずか200年の間に世界中に広まり、各地の食文化に革命をもたらしたと言われています。

 

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