梅雨の晴れ間、私は毎年、梅の実を漬けます。そんな時思い出すのは、私の友人のお母さんが教えてくれた「梅干しの歌」です。
早春には美しい花、初夏には青々とした実というように、人々に喜びを与え、また赤い梅干に変わってもまだ人に尽くし続けるウメは、万葉の昔から愛されてきました。
30年近く前のこと。私の友人のお母さんは当時80歳位でしたが、その方からある日、「昔、尋常小学校で習った『梅干しの歌』が、一部だけ思い出せないのですけど、知りませんか?」と聞かれました。しばらくして、その方から教えていただいたのがこの歌です。
そして、その方が亡くなって何年も経った先日、どうしても不明だった部分と、しかもメロディーも知ることができました。
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