風邪やインフルエンザの季節に限らず、免疫力を高めるため日常的にサプリメントを摂取している人も少なくないと思います。しかし、人間の免疫力を適切に保つ最善の方法は、普段の食事のなかに栄養価のすぐれた食べ物を加えることです。

 

免疫力を高める食物とは、各種ビタミンが豊富で、体に不可欠なミネラルや抗酸化物質が適度に含まれている食物を指します。これらを日常の食事に積極的に取り入れるとともに、十分な睡眠と適度な運動を組み合わせた生活習慣を維持すれば、免疫力が高められ、病原菌やウイルスの感染予防に役立ちます。

 

そこで今日は、免疫力アップに役立つ、入手しやすい5つの食材をご紹介します。

 

まずは卵。日本では鶏卵やウズラ卵が多く食用にされますが、ここでは魚卵以外の、家禽類の卵とお考えください。世界中で、多くの人が毎日卵を食べています。ゆで玉子、玉子焼き、または各種の卵で作った食品です。卵は、タンパク質やトリプトファンなど栄養豊富である上、安価で入手しやすく、調理方法もたくさんありますので、非常に便利な食材です。

タンパク質を多く含む食品には、たいていトリプトファンが含まれています。(Shutterstock)

次に挙げるのは、ピーマン(含パプリカ)です。ピーマンが複数の鮮やかな色を持っているのには理由があります。それはピーマンが病気に強い抗酸化物質を豊富に含んでいるからです。ピーマンには、βカロチンなどの抗酸化物質が多く含まれているだけでなく、ビタミンCが豊富で、同量のオレンジよりもビタミンCの含有量は上回っています。

 

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