色は何種類あると思いますか?実は2種類しかありませんーー有色と無色です。無色は白、黒、灰を指し、これに対し有色はこの3色以外の色を指します。

 

色の分類は、早くも中国の周王朝の時代からありました。当時は、色と彩に分かれ、色は黒と白、彩は赤、黄、青を指します。彩は3色しかありませんが、赤、黄、青からは多くの色を生み出すことができます。例えば、赤と青を混ぜると紫になり、赤と黄からはオレンジ、青と黄からは緑、緑と黄からは黄緑など、このように、異なる色を重ねたり、混ぜたりすることによって、限りない色を生み出せるのです。

 

中国では、色彩の運用は紀元前5000年から紀元前2700年あたりの黄河中流全域の仰韶(ぎょうしょう)文化から始まっており、発掘された彩色土器は赤褐色をしており、その表面には黒、白、深紅などの色で描かれた模様が施されていました。これにより、仰韶文化は彩陶文化とも呼ばれています。

 

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