色彩の人に対する影響は、大昔にすでに発見されていました。例えば、隋朝の煬帝は、糖尿病を患い、常に体が熱く感じ、口の中も乾きました。どんな医者もなすすべがなく、仕方なく、ある大臣が煬帝に2枚の絵を寝室に掛け、毎日見るよう進言しました。

 

1つは雪景色の絵で、真冬の凍てつくような寒さを見事に描いており、もう1つは梅林の絵で、すっぱそうな青梅がたくさん描かれています。

 

煬帝はこの雪景色の絵で熱っぽい症状が多少改善し、梅の絵で口の中の唾液が分泌され、渇きも軽くなったといいます。

 

もう一つの事例があり、それはヒトラーにまつわるお話です。ヒトラーは幼いころ、絵画を得意としていたのを皆さんご存じでしょうか。第二次世界大戦中、ヒトラーは多くのユダヤ人を拘束しましたが、彼らを虐待せず、真っ赤と真緑に交互に塗られた部屋に閉じ込め、24時間ずっと白熱電球をつけていたのです。

 

【続き】

 

 

【関連記事】