マヤの謎その4:天文、数学、暦法
天文
古代都市テオティワカンは、長さ4キロメートル、幅45メートルの南北に貫く「死者の大通り」を中心とし、両側に太陽のピラミッドやケツァルコアトルの神殿、ケツァルパパロトルの宮殿など、様々な建築物が建てられています。空中から見下ろすと、9つの惑星の並びと一致しており、位置の比例は驚くほど正確です。そのため、テオティワカンの設計者は惑星と太陽との距離や軌道上での運行状況を熟知していたことが分かります。
1974年、ヒュー・ハレストンという名の男性は、テオティワカンで、そこにある全ての建築物を計量できる単位を見つけたといいました。コンピュータ計算によると、その単位の長さは1.059mとなっています。
例えば、ケツァルコアトルの神殿や、太陽・月のピラミッドの高さの単位はそれぞれ、21、42、63となっており、その比例は1:2:3となっています。ハレストン氏がこの単位を用いて、「死者の大通り」両側の各建築物の間の距離を測ったところ、ちょうど太陽系の惑星の軌道の比例と一致していることが分かりました。
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