ある学者は、マヤ人にはモンゴル人の血統と黄色人種の血統があることはすでに確認され、最初にこの説を提唱したのはメキシコの学者だといいます。大昔、モンゴル人は寒冷な気候によって大移動し、シベリアからベーリング海峡を経て北アメリカへと向かい、その後、南アメリカに移りました。

 

歴史学者ハーバート・ハーリングによると、約3万年前の氷河期末期には、気温が上昇していくにつれ、動物は北の方へと移動し始め、シベリアにいたモンゴル人たちは動物を狩るため北の方へと移っていき、シベリアからアラスカを経て、アメリカ大陸に入ったといいます。現在、ペルーの歴史博物館にモンゴル人の移動に関する歴史的記載が保存されています。

 

マヤ文明の源がアジアからきているという手掛かりは多く残されており、中でも、マヤ語の発音が中国の漢民族の言語の発音と極めて似ていることも、学者たちの間で注目されています。

 

アメリカ大陸の先住民たちの繁栄により、いくつもの文化期が生まれましたが、文字を持った民族は極めて少なく、マヤ人がそのうちの一つです。マヤ文字は極めて複雑な構造となっており、紀元後(西暦)初期の頃、マヤ人は独自の文字を創り出しました。書字方向は左から右へという流れで、満州文字やモンゴル文字と同様の図形文字です。一文字一文字が非常に複雑で、異なる図形の組み合わせにより、異なった意味を示します。

 

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