前書き

文化大革命後、中国共産党は存続の危機を乗り切るために、「改革開放」の政策を打ち出した。「階級闘争が基本路線」から「経済建設を中心」へ、「食べ物も惜しんで革命に励む」から「金銭至上」へ、まさに180度の方針転換を行った。表面から見ると中国共産党は生まれ変わったかのように見えた。同時に国際共産主義陣営の解体に多くの人々は安堵し、共産主義の脅威が消えたと思い込んだ。本当にそうだろうか?

 

中国社会では、資本主義か社会主義かの定義が人々にとって重要だが、共産邪霊にとってはさほど意味のないことである。本書は繰り返し強調してきたとおり、共産主義は一種の学術でも社会制度でも失敗した模索でもなく、悪魔なのである。その目的は文化を破壊し、道徳をも破壊することによって人類を破滅の道へ追い込むところにある。「共産主義の最終目的は人類を破滅させるためだ」という筋書きに従って分析すれば、複雑な表面現象に惑わされず、邪霊が人類を破滅させるフローチャート(流れ図・機能、作業や操作手順)やマニュアルが浮き彫りになる。

 

殺戮を大衆の目に触れないところで行うようになっても、人類を破滅させる計画は進んでいる。共産党は人々を生かすことも殺すことも、空腹にさせることも満腹にさせることも可能である。今日は禁欲を励行し、明日は享楽がオススメだといった具合である。今まで惜しみなく文化を破壊していたが、時が来れば素早く伝統を「重んじる」姿勢に転じる。これまで社会主義至上だったが、一夜にして徹底的な資本主義に衣替えした。しかし、中国共産党がいくら看板を塗り替えても、「伝統文化や道徳の破壊によって、人間を神に背き人間性のかけらもない生命にする」という本質は変わっていない。共産邪霊は「憎悪」によって構成されており、邪霊に騙された人々は神、伝統、文化を唾棄し、祖先を憎むように仕向けられた。

 

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