4、環境の破壊

 

神が人類を作ったとき、人類に生存するための自然環境も与えた。特に、中国の豊かで深遠な伝統文化とその奥義は自然環境にも反映されている。これはまさしく中国の伝統文化の中核をなす天人合一という思想の具現化である。その考えによれば、すべての山河に宿る神々は、人類の生存する自然環境を支配しているという。

 

中国は中心の国として神に選ばれ、山河などの自然形態、地球の生態系に大きな影響を与えている。中国の文化では、地理や風、水の影響は肉眼で見えないはるかに次元の高い空間にまで及んでいる。高い次元から地球の水循環を見ると、中心の国である中国は淡水の水源地である。中国で起きた水汚染が、世界各地の水源に影響を及ぼしている。そのため、中国の環境破壊は世界生態系の崩壊につながりかねない。この点から考えれば、共産邪霊が中国の自然環境の破壊に精を出すのも理解しやすくなるであろう。

 

中国歴代王朝の君主は謙虚と感謝の気持ちで定期的に天、地、日、月、そして山と川をつかさどる神を祭り、必要に応じて自然環境から賜った資源を利用していた。数千年来、天を信じ、神を敬う中国人は自然環境に調和しながら暮らしてきた。共産邪霊が政権を握ってから、暴力と虚言を用いて天人合一の考えを棄て、神から賜った自然環境を破壊してきた。天と戦い、地と闘うことを奨励し、人間性にある悪の一面を際立たせた。人々は金銭のため、恣意(しい)的に自然環境を破壊し、傲慢(ごうまん)自大となり、自然に対する畏怖(いふ)の念がなくなった。

 

古代の人は薪や住宅建築のために森林を伐採するが、樹齢の若い樹木を避けていた。共産党時代になると、目先の利益のため、壊滅的な乱伐を行なっている。中国東北部にある長白山の森林は、樹齢の若い樹木をも伐採された。直径3センチの樹木が伐られ、箒(ほうき)の柄にも使われていた。数多くの地域の森林は丸ごと伐採され、植被が消え、深刻な土壌の流失を引き起こした。その後、いわゆる自然災害が相次いで発生しても、共産党の教育を受けてきた無神論者は当然、それが天罰だとは認めない。

 

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