君臣の道とは何でしょうか?

 

この問題について、春秋戦国時代の魯の国の君主・定公も考えたことがあります。当時、定公は孔子に尋ねました。孔子は、「君は臣を使うに礼を以てし、臣は君に事うるに忠を以てす」と答えました。君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えるという意味です。

 

孔子は人をもって基本とする視点で考えています。まず相手を一人の人間として尊重し、次に自分の役職に合った行いをします。上司と部下は職務上違いますが、その前に一人の人間です。

 

上に就いているからと言って、下の者を見下してはいけません。傲慢な心理が生じて他人の心を傷つけやすく、それ故に部下も上司のいうことを聞かなくなります。したがって、上司は礼儀をもって部下と接しましょう。

 

では、具体的にどのように礼儀を持てばよいのでしょうか?

 

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