プロローグ

コロナパンデミック、さらにはウクライナ紛争による世界経済の混乱は、世界の人々の多くを不安に陥らせている。とくに日本は、輸入した原材料を加工し、輸出した収益で自分たちの生活物資をまかなう経済構造になって久しい。いま食料、石油、半導体、木材、その他原材料の品不足と価格高騰により、「日本経済がいつ崩壊してもおかしくない」という専門家の声が出始めている。私たちはいま、問題を直視して、本当の解決策を探さなければいけない時期を迎えている。

 

以前から目の前に現れている社会問題は、たとえば「少子高齢化」、「医療」、「福祉」、「教育」、「食料」、「貧困」など多岐におよぶ。さらに世界情勢の問題が加わり、何をどこから手をつけて良いわからない状態になっている。日本の政治家や専門家のうろたえぶりも目に付く。こういうときに、焦りは禁物だ。深呼吸をして周りを見渡すと、実は解決策が良く見えてくる。

 

私たち人間は地球に生まれ、地球で生きている。すべての人間が地球の一部であるならば、解決策は地球に尋ねれば良い。地球は、愛情深く何でも答えてくる。地球は昔も今も、私たち人類を愛してくれている。そのことを、今回はお伝えしようと思う。