日本は,2007年7月20日,海洋基本法を施行しました。
それまで長年,縦割り行政で責任の押し付け合いのようなこともあったようですが,この基本法により,内閣総理大臣が本部長となり,官房長官と海洋政策担当大臣が副本部長となって,『総合海洋政策本部』が設置され、海洋に関する問題が一元的に管理されることになりました。
施行から2年が経とうとしていますが,何か変化はあったのでしょうか。
少し,調べてみたいと思っています。
海岸線の長さが世界第6位の日本(広大な土地を持つアメリカよりも長いんです!)としては,この海洋基本法を元にした法整備を早急に行い,世界に“海洋大国日本”の威力を見せつけなければいけませんね。
今後,調査をしてみます。
リスクコミュニケーションとは,「化学物質による環境リスクに関する正確な情報を,市民,事業者,行政,NGOなどのステークホルダーが共有しつつ,相互に意思の疎通を図ること」をいいます(『環境経営事典2009』92頁,日経BP社)。
ここでは,「化学物質による環境リスク」に限定されていますが,CSRの観点から言えばこれに限定する必要はないでしょう。
リスクコミュニケーションの目的は,リスクが現実化してしまったときに,会社にとっての被害,ステークホルダーにとっての被害を,いずれも最小限に抑えることにあります。
どんな会社でも,必ず何らかのリスクを抱えています。
ステークホルダーにそれらのリスクを理解してもらうための努力を厭わず,誠実に経営していれば,周囲から可愛がられる存在になります。
そんな存在になれば,仮に,不幸な事故が発生したとしても,ステークホルダーは大目に見てくれる可能性が大です。
さらに,事故発生後に迅速・誠実・適切な対応をすれば,会社の存続を左右するような事態には陥らなくてよいでしょう。
誰とどのようなコミュニケーションを図るか,それは,各会社が自分たちで自社の現状を踏まえた上で考えなければなりません。
鶏の次は豚ですか・・・
いつの時代にも,新たな病原菌が出てきては生物に大きな被害を与えています。
まだ,農薬に関する研究が進んでいなかったころ,Rachel Carsonという生物学者が警笛を鳴らしました。
殺虫剤として使用されていたDDT(かつて,シラミ退治に使われていた白い粉)は,発明当時,なんと画期的な農薬だともてはやされ,北米で大量に散布されました。
しかし,すぐにDDTでも死なない害虫が出てきて,別の農薬を発明する必要に迫られました。
レイチェルは「Silent Spring」という本を出し,DDTを始めとする農薬が環境に与える危険性を説明しました。
当時の農家は,環境問題に対する関心はなく,農作物が害虫の影響を受けない方法だけを探し求めていたので,レイチェルの論文には多くの反発がありました。
今になってみれば,農薬が植物の中に残留し,それを食べた家畜の体内にも濃縮されて残留し,さらにそれを食べる人間の身体に悪影響が生じることくらい,常識の範囲内ですが,当時はそんなことも意識されていなかったんですね・・・
現在,多くの生物が絶滅の危機に瀕していると言われていますが,これらの生物を保護する必要性を実感している人はどれくらいいるでしょうか。
ある生物,たとえば,マダガスカル島にしかいないカエルが絶滅したからといって,日本にいる我々にどんな影響があるのか,いまいち分かりませんよね。
でも,レイチェルのDDTと同じように,ある生物の絶滅が我々人類にどんな悪影響を及ぼすとも限らないのです。どんな悪影響があるのか分からないから,絶滅を避けて現状を維持する必要があるのです。
豚インフルエンザだって,もしかすると地球温暖化や大気汚染,水質汚濁の結果,発生したのかもしれないですよ。