赤色部屋に小さな私が座っているそれを見ている少し大きな私その二人をすこし離れたところから見ている私小さな私は便箋の端を一枚一枚ゆっくりとめくっている音を立てないように ゆっくりゆっくり最後までめくるとまた最初からしばらく便箋をめくっていると次は指先の皮を剥く1本1本順番にさかむけから血が滲みはじめても気づかないで皮を剥き続ける指先は全部赤色になった音を立てると怒られる声を出すと怒られる今日は呼ばれませんように呼ばれるのが私じゃありませんように私は事務所にいた小さな私も少し大きな私も 消えている時計を見ると2時間くらい立っていた大丈夫かな私は私かなちゃんと帰って来れてるかなもうあの世界には行きたくない
ガソリンのにおいとタイムリープ父が石油関連の会社に勤めていたからなのか昔から石油や灯油、ガソリンやアスファルトのニオイがすると心地良く感じてしまうガソリンスタンドでオイル交換をしてもらいながら父との思い出に浸る幼稚園に通ってたころのまだ優しかった父との思い出父の好きだったものは今 私の好きなものだ音楽 写真 車 すべて父と同じそれは今息子にも繋がっている今の車は息子が私の誕生日にバイト代を貯めて買ってくれた車だ古い安い中古の軽自動車だけど私には宝物この車は修理をしながら動かなくなるまで乗り続ける