境界性人格障害=BPD(ボーダーライン・パーソナリティー・ディスオーダー)―はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ/ポール・メイソン
¥2,940
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この本は私が人間関係で悩み医療機関へかかっている時に医師に薦められた本です。

理不尽に傷つけられたり、人格障害者に感情的に振り回され、まさにはれものに触るような毎日を過ごして苦しんでる人へ書かれた本です。


この本で言う「境界性人格障害」とは、「境界例」の広義にわたる意味合いのような感じがするのですが、コロコロ人への評価が変わり理想化と脱価値化を繰り返すような人や、様々な防衛機制を働かせ、問題を他人のせいにするような困った人たちのことや、その対処方法について詳しく書いてある。


ややページ数が多いが、とても詳しく平易に記してあるので、それほど難しくはない。

ただ、これは洋書をもとに翻訳されたものなので、ビミョウなニュアンスとしての訳が不自然な点が多少あるのは否めない。



こころ (新潮文庫)/夏目 漱石
¥380
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今、夏目漱石にハマっている。


漱石のエゴイスティックな、ともすると偽善的な、あるいは妄想的な文学が今の私には魅力的だ。

ストーリーとしての面白さや、語彙の巧みさはもちろんなのだが、私にとっては著者自体のキャラクター性が一番興味深いのかも知れない。


しばらく夏目漱石にどっぷり浸かりそうだ。


超バカの壁/養老 孟司
¥714
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最近暑くて読書も書評も書く元気がないです(^_^;)

大分前に買って読んで、他のブログに載せた感想をこちらにコピペします。



さて、この超「バカの壁」は「バカの壁」「死の壁」に続き、壁シリーズ第3弾。
タイトルはあまり好きじゃないですが、前にTVで養老さんを見たときに、面白い考え方をする人だなぁと思ったので、「超バカの壁」が発売されたのを機に、なんとなく買ってみました。

前作の「バカの壁」を読んでいないのでなんとも言えないのですが、多分中身というか考え方は一緒なのだと思います。
養老氏が現代社会についての問題点を鋭く解説しています。


――「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――(著者からの内容紹介より)

本の内容の一部を要約すると、
――私たちが今生活する社会は、かなり人間によって作り上げられた社会で、都市化していたり、合理化していたり、またメディアによってある固定的な価値観が作り上げられている。人間が生活しやすいように、便利になっている反面、そういう便利さが実は人間の人間らしさや倫理観を奪う危険性がある。また、「ああすればこうなる」的な考え方が蔓延すると、「ああしてもこうならない」ものが阻害されたり、敬遠されることになる。つまり、「ああしてもこうならない」ものとは農業や漁業などの産業や、人間の出産・育児など、自然の摂理に添った人間の行いのことで、それが社会から敬遠されれば第一次産業の衰退、さらには少子化問題として派生してくるということである。――


そのほか、若者の問題、心の問題、お金の問題、反日の問題、靖国の問題など、さまざまな問題を養老氏は語っています。読んでいると少し難しいところもあるけれど、「そういう見方もあるのか」「いや、そうじゃないと思うけど」と、とても考えさせられる本だと思う。養老氏は自分の主張を他人に押し付けようとしているわけではありません。その趣旨は文面でも分かります。養老氏が言いたいのは、社会のシステムの中でメディアや学校や、会社から受ける「あまりにも偏った考え」に慣れ過ぎるなということだと思います。

あるひとつの考えに囚われすぎて、何かおかしいと思う機会もない、問題が大きくなってからようやく気がつくけれど、もう手遅れ。という問題が社会にも個人にも起きている気がします。「作られすぎた考え」「固定観念」みたいなものが、「バカの壁」なのかな。。と私は思いました。

この本は20代、30代の人にオススメしたい本です。
まだ固定観念が凝り固まらないうちに、いろんなものの考え方を取り入れたり、自分なりに考える練習になる本です。養老氏はこの本で「バカの壁」を越える方法は自分の頭で考えなさい。と言っているのだと思います。

恋愛依存症 (講談社プラスアルファ文庫)/伊東 明
¥820
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恋愛依存症というと、いつも恋愛していないとダメな人とか思われがちですが、必ずしもそうではないということをまず言っておきたい。

わたしは恥ずかしながら恋愛依存症。恋は決して多くないけれど、いつも苦しい恋に身を投じてしまう。


一度過去にとても苦しい恋愛をして、あとでそれが恋愛依存症であったということに気が付き、また自分がACであることが分かってから、自分の中に抱える問題や恋愛の苦しさが、どこから来ているのかやっと分かって来た。

でも、よく分かるからと言って、いい恋愛が出来るようになるかというとそうでもない。努力はするけどやはり同じ過ちを繰り返しそうになる。

今私はこの本を通じて、自分の恋愛を見つめている。


恋愛依存症の中には、「共依存」「回避依存」「ロマンス依存」「セックス依存」などの大きく分けて4つのタイプがある。

どれも、根本は自分を愛せない自己愛の問題から起きている。

私の場合、「共依存」になるのだろうか。自己評価の低さから相手に救ってもらいたい、完全な愛を注いで欲しい、という強迫的な思いにかられる。


依存症というのは、満たされない心を埋めるために依存対象にしがみつき、それがないと生きていかれない状態。

でも、実際は依存対象で埋めようとしても決して心の隙間は満たされない。

じゃあどうしたらいいの? というのが解決策を導く考え方ではあるが・・・。

とにかく、自分を愛して自己評価を高めることが恋愛依存症から抜け出す方法らしい。




自分を励ます技術・悩みを解決する技術―ポチ・たまと読む/ハイブロー武蔵
¥945
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ポチ・たまと読むシリーズの1冊。このシリーズはとても読みやすく、うまくまとめられている良本だと思います。

ハイブロー武蔵という筆者は良く存じ上げないのですが、なんとなく、苦労人で努力家の方なんだなぁと思います。筆者は若い頃からたくさんの本を読んでおられ、その良書をこの本の中でも紹介しています。私もその中の何冊かを読みました。


この、「自分を励ます技術 悩みを解決する技術」は、主に、自分が行き詰る事柄(人間関係・仕事・恋愛)を中心に書かれてあります。と言っても、文章がとても分かりやすく、中高生ぐらいからでも十分読める内容です。

筆者が切に語りかけることは、

自分を好きになること・信じること

周りの人を大切にすること

愛すること


です。当たり前のことなのかも知れませんが、物事がうまく行かないときは、このどれかをおろそかにしているときが多いですね。

中でも特に自分を信じるということはとても大事だなって思います。


「人は、外部からの助けを必要とするとき、人間としての力を弱めてしまう。これに対し、自分の中から湧き上がってくる自分を助けるぞという心は、いつまでも自分を励まし、自分を元気にしてくれる力となるのだ」

「どんなに賢い人も、立派な人も、他人に助けられていることは間違いない。しかし、人の本来のありかたは、自分自身が自分にとっての最高の援助者、すなわち自ら助くる者にならなくてはならないのである。」


これは、私も読んだことのあるこの本で紹介されているサミュエル・スマイルズ「自助論」の言葉です。


自分を信じることが出来て、自分が行動して、自分を励まし、自分を助けてそれが出来て初めて幸福と言えるし成功と言えるんですね。またそれが出来なければ本当の意味で人を信じることも励ますことも助けることも出来るはずがないのです。


自分を信じて、仕事も恋愛もうまく行くようになる。そうですよね。

私も含め、人ってつい他人のせいにしたり、他人に頼りすぎたり、いつまでもそれを繰り返す限りうまく行かないものです。


この薄い本の中に、いろんな気づきのヒントが詰め込まれています。

ハイブロー武蔵氏が言うように、たくさん本を読んだり、いろんな人と関わることで、人は成長できると思います。

この本を読んで、ヒントを得るもよし、紹介されている本を読んでみるもよし。

自分が変われるキッカケになる本だと思います。