こんにちは、
またスポーツに関する統計、というより確率過程の話題です。
伊藤・石川・福原選手が卓球女子団体で
シンガポールを破り銅メダルを取りました。
おめでとう。
世界中でプレイしそうな卓球ほど勝つのは難しい。
卓球やサッカーなど2組ずつ対戦する競技は、
陸上短距離や競泳のように
決勝で7人も8人も同時に競って順位を付ける
競技と違って、
トーナメント戦で
準決勝で負けて3位決定戦で勝った3位銅メダルも
準決勝で勝って決勝で負けた2位銀メダルも、
共に1勝1敗、
いったいどちらが強いのか?
数学的解説を読みたくない方は、①3の結論だけ読んでください。
次のようなモデルを考える。
準決勝に進出した4チーム A,B,C,D が
チーム固有の持点 {A,B,C,D}={4点,3点,2点,1点}
が大きいチームが対戦のとき必ず勝つと仮定する。 (ⅰ)
(この2行の仮定(ⅰ)がこのモデルを簡単にしていて、
この仮定なしのより現実的なモデルは②ににて考察する。)
どのチームがその持ち点を持つかは未知とする。
それに伴って、
24通り (A,B,C,D)=(4,3,2,1),(4,3,1,2),…,(1,2,3,4)
の確率はそれぞれ 1/24 (ⅱ) と仮定する。
次に、下のトーナメント表の
{ア,イ,ウ,エ} がどのチーム A,B,C,D
に当たるかは (1回戦のときから) くじびきで選ぶ、
すなわち、
24通り (ア,イ,ウ,エ)=(A,B,C,D),(A,B,D,C),…,(D,C,B,A)
の確率もそれぞれ 1/24 (ⅲ) と仮定する。
さらに、(ⅱ),(ⅲ) は互いに独立と仮定する。
すなわち、(ア,イ,ウ,エ)=(C,B,D,A)=(2,1,4,3)
など 24×24=576通り の確率はそれぞれ 1/576 とする。 (ⅳ)
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ア イ ウ エ
①2につづく