多分、今まで言わなかったことを口走ってしまった。

わかっていたし、気づいても居たはずなのに、

今更動揺してしまっている。

改めて、知った事実なのかもしれない。

「あなたの性格は彼に似てる」

そう、だからなんだね。

だからずっと一緒に居ることができて、ずっと忘れることができなかった。

声が似てる、性格も甘え方も、強がりの仕方も似てる。

強くて弱い心を持った姿が似ていたから惹かれたんだね。

あなたを見ながら、抱かれながら、私はずっと遠くを見ていたのかもしれない。

あなたに愛してると囁きながら、別の人を思っていたのかもしれない。

酷いことをしていたのは、あなたではなく私。


私は、今も、彼を愛してる。

ずっとこの気持ちは続くと思う。

あなたが彼と似ていたから、彼の代わりに傷ついてくれる人として

あなたを使っていた。

自分の都合のいいように。


あなたにとっても、そうなんじゃないのかななんて思ってきた。

それでよかった。


それでも不幸じゃなかったから。


恋なんて、もうしないと決めたあの頃、あなたと始まった。

自分の存在が少しでも役に立てるなら良いと思った。

あなたも生涯別の人を愛しているんだし、

私の心もきっといつも遠くに居る、

そして、私たちは擬似恋愛を重ねる、それで良かった。


よかったけど、

私はまた別の人に恋をし、

それをあきらめ、

そしてあなたにも愛する人ができ、

私の恋愛熱はまた動き始め、

今までであったことの無いような人と出会った。


誰でも良かったはずなのに、

誰でも良い人じゃない人と出会ってしまった。


なんでこんなところに居るのって驚くくらいの人、

似合わない・・

こんな場所似合わない。


似合わないルックスなのに、ベッドに誘うのは上手くて、

私はあなた以外の人と初めて裸で抱き合った。

背が高くて細い、

ただ見つめあって、抱き合っての繰り返しで、

そして沢山キスをした。


こんな出会い方じゃなければなんて何度も思った。

そう思ったのは、私だけじゃなく彼もだった。



私は、彼に惹かれた。

会ってすぐの人とキスをしたり、抱き合うなんてありえないことをした。


彼はその時、嘘と裏切りの中で苦しむ私を一気に冷静に戻してくれた、

変わりに、彼への気持ちに冷静さを失わせられた。


何かをしてあげたくなる人。

助けてあげたいとか、キスをしてあげたいとか、

支えてあげたいとか、私から何かを強く求めるなんてこと今まで無かったから、

ただの遊び癖なのか、本当に好きなのかもわからない。

きっと過ぎてみないとわからないことと思うけど、

私にとっては2人目の男くらい忘れられない存在になりそう。


あなたが、私のところへ戻ってきた理由はふられて行き場が無くなったからだと

私は思ってる。

きっと、あなたは誰でもいいんだろうなとも。

寂しいから、私と交わる。

でも、他も探し続けているんだろうなって感じたり、

あなたは私を心から愛することも、信じることももうできないでしょう。


私は、沢山遊んだ。

最低といわれても、それが私の本性だから。


私は、こういう女なの。

これが抑えられるのか、自分でもわからない。


でも多分、次に同じことをするときは、もっと酷いことをすると思う。