※人工死産(中期中絶)に関する記録です。
不快に思われる方、つらいお気持ちになる可能性がある方は
閲覧をお控えください。
「おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる!」
自宅に、ある一冊の本が送られてきた。
差出人は素敵な同僚夫婦からである。
開いてみると、どのページを開いても涙が止まらなかった。
気づいたら、我が子の名前を何度も呼んでいた。
本当にこうだったらいいな、と思いたいことがいくつもあった。
私はまだ、ふとした瞬間に涙が出る。
夫は変わらず日常生活を送っている(ように見える)。
趣味に没頭したり、友人と遊ぶ約束したり楽しそうである。
わかっている。なんにも悪いことなんかしていない。
もちろん我が子のことを忘れているわけではない。
忘れようとしているわけでもないと思う。
私は、気持ちの整理がまだまだ追いつかず、他のことに目を向けられないでいる。
楽しいときは我が子のことに思い耽っているときだけである。
突然泣き出してしまうことも常である。
正直自分ではコントロール不能である。
産後というのもあり、ホルモンバランスが崩れているせいもあるかもしれない。
そんな私に対して、いい加減にしてほしい、と言わんばかりの表情。
きっかけもなく泣かれて疲れてしまうのもわかるが、今はそんなときだから仕方ないじゃないか。
相手を受け入れられない自分も、自分を受け入れてくれない相手にも、悲しい、と思った。
しかし、この本を読んで、母はそういうものだし、父もそういうものなのだと思った。
そういうものだと思えるようになろう。
一人ひとり違う人間なのだから。
だから、私は自分の気持ちに正直でいたいとも思えた。
しばらく、この本を側において生活させてもらおう。同僚夫婦に感謝しながら。
夫にも感謝しよう。
我が子に心配させないためにも。