僕の所属していた部活、URC。
その引退ライブを終えて一週間がたった。
そろそろ気持ちをまとめますか。
引退を迎えて、みんな実感わかないって言ってたけど、
おそらくあの瞬間、引退を一番実感していたのは僕であろう。
僕はずっと、URCを途中で辞めようと思ってた。
メンバーの衝突、うまくいかない話し合い。
仲良しのフリにすら思えた。
彼女が辞めないでと言ってくれなかったら、きっと辞めていた。
そんなモチベーションとは裏腹に、増えていく仕事量。
本当にしんどかった。
でも、頭の片隅にはいつも、かつて送り出した先輩達の言葉、
「どんなに辛くても、辞めずに続けたらいいことあるよ。」
だから最後まで続けようと思った。
引退が近づくにつれて、
一度決めたら引き返せない話し合い、
もう次のライブはないという背水感、
僕ら同期はバラバラになったと思う。
13thが嫌いになっていった。
相模原祭の学年ライブ、
みんなで「CHUMです!」と学年名を自己紹介する演出があったけど、
、、、僕は言わなかった。
CHUM、、、仲良し、親友、仲間という意味。
なんて欺瞞に満ちた名前だろうと思っていた。
2年生から入ってくれた3人は、決めた時いなかったし。
僕の中には、「辞めたい」という感情と、
「最後まで続けたい」という感情が合わさって、
「早く引退したい」という感情が強くなっていった。
引退がモチベーションだったし、
退部ではなく、引退という称号がほしかった。
だから引退ライブが終わった後、
僕はきっと誰よりも引退を実感していた。
やり遂げた。
ライブが終わってみれば、
13thへの嫌な感情はどこかにいっていた。
だからって、コロッと忘れて好きになったわけじゃないけどね。
なんか目が覚めた気分だった。
嫌な思いをしたのが同期なら、
楽しい思いをしたのも、また同期であり、
引退前の嫌な感情は、
その一側面しか見えてなかったなって。
僕としたことがね(笑)
後輩たちにも、先輩たちにも、たくさんのものをもらった。
たくさん宝物が増えた。
たくさんの笑顔と思い出も。
僕らの代は、お客さんの気持ちや、
部活としての責任に固執するあまり、
自分たちが楽しむことを忘れた代だったと思う。
もちろん、それにこだわることの方が大切だっていう人もいた。
この世にはいろんな考えの人がいる。
でも、そのせいで嫌な思いもいっぱいした。
忘れないよ、この先も。
URCで経験したたくさんの嫌なこと。
でも、
たくさんの良いことや、楽しかったことも忘れない。
良いことや悪いことも、全部僕のもの。
人と人との関わり。
そこには視点は様々で、価値観の数は人の数。
世界は広く、学びは深く、
その経験から得るものは、人生を豊かにする。
彩り、
そしてスパイス。
一度っきりの人生なんだからね。
自分たちが楽しむのを忘れないようにして、なにもかも楽しまなきゃ!
楽しんだもん勝ち。
どんな経験も、自分のものにしたもん勝ち。
URCに入ってよかった。