2011年アメリカで発表された研究で
共同生活をしている65歳以上の男女
3万4485名を6~21年間追跡調査した結果
この間に1万7528人の方々がお亡くなりに
なられました。そして・・・
歩行速度が速い人ほど生存率が高く、
遅い人は生存率が低いことが示されました。
65歳の男性を例にとると、
歩行速度が
秒速1.6mの人の平均寿命は95歳以上、
秒速0.8mの人の平均寿命は約80歳、
秒速0.2mの人の平均寿命は約74歳
さらに85歳の人でも秒速1.6mの歩行速度
なら平均寿命は約95歳でした。
この傾向は
どの性別、年齢でも共通しており、
歩行速度が速いほど平均寿命が高く、
歩行速度が秒速約0.8mが殆どの
年齢における余命中央値でした。
歩行速度と平均寿命は比例している
という結果が導き出されたと言えます。
また、
75歳の男性が85歳まで生きた割合は、
歩行速度が
最も速い(秒速1.6m)グループでは87%
最も遅い(秒速0.2m)グループでは19%
でした。
歩行速度は、寿命(余命)の指標になり、
速く歩くことができる人は健康寿命が長い
といえるのです。
いつまでも活力ある身体であるために
若い内から機敏に歩く習慣をつけて
おきたいものです。