今日は久々の休息でした。。
みなさん、いかがお過ごしですか
前回まで動脈硬化の少ない民族として
エスキモー(イヌイット)をご紹介しました。
その他にも、例えば
フランス人は、動物性脂肪を多く摂取する
欧米型の食事に加えて喫煙率も比較的高く、
動脈硬化や心筋梗塞、狭心症になり易いはず
しかし実際には、心臓病による死亡率は、
欧米の中でフランスは非常に低いのです。
この矛盾をフレンチ・パラドックスといいます。
フランス人の心臓病による死亡率が低いのは
彼らが日常的に飲んでいる赤ワイン
が原因の一つだったのです。
なぜ、血管の詰まりや血管内プラーク形成と
いった動脈硬化が起こるのか、それは過剰な
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が
酸化して起こる酸化LDLが原因となります。
多くの実験で赤ワインに含まれるポリフェノールに
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を
防ぐ効果が証明されています。
また、ポリフェノールには血栓が出来るのを
抑制する作用があることも分かっています。
動脈硬化の抑制のために赤ワインを大量に
飲む必要は無く、1日1~2杯を飲み続けると
効果が期待できるということです。
赤ワインは紫色の皮付きブドウを潰して
発酵させて作りますが、白ワインは白色系の
ブドウ又は皮をとったブドウを材料に作られます。
ポリフェノールは色の濃いブドウの皮に多く含ま
れるため、赤ワインと白ワインでは含まれる
ポリフェノールの量に10倍もの差があります。
次回、もう少しフランス人の食生活について
書かせて頂きます。