お堂の中で真言を唱えます。
いろいろな説明が
ありますので、
その通りにしていけば
良いのですが、
私の右隣の方が
とても熱心に真言を
唱える方でしたので、
助かりました。
左側には、たかちゃんがいました。
たかちゃんは初めてでしたので、
「え⁉️何て唱えるんですか⁉️」
と、焦っていました。
しかも、お堂の中は暗いので、
「ちょっと怖い…」
と、戸惑っていました。
「センセがいなかったら、
どうして良いか分からなかったと
思います❗️」
と、意外にも、
怖がりな面が…⁉️
私は、去年も、
結縁灌頂に
参加させていただいているので、
「あぁ、そうだったなぁ❗️」
と、言う感じでしたが、
結構、忘れているものです。
結縁灌頂のハイライトでは、
紙で目隠しをしていただいて
導いてくださるお坊さんを信頼して
進みます。
そして、印を結んだ手で
花の形をした木の葉っぱを持ち、
ポトリと落としたところの仏様、
すなわち
大日如来さまとの
ご縁を結んでいただいて、
阿闍梨様に
「これで仏様との血縁が
結ばれました」
とのお言葉を授かります。
そして、鏡に映った
自分の顔を観ます。
「仏様とご縁の結ばれた顔」
を、見るのです。
その顔は、何故か、どこか
普段の自分とは違って見えるのです。
とても、神妙な顔をしているので…
高野山や結縁灌頂は
かずちゃんがいなければ、
知らないままでいたであろう
不思議な世界です。
2回の結縁灌頂は、
キリスト教で言うところの
「洗礼」と「堅信」
なのだろうか❓
などと考えながら
出てきたら、
お堂の外に並び始めてから、
既に2時間が
経過していました。
お堂の外で待つ時間が
40〜50分はあったと思います。
脚の痛い私には、
立って待つ時間がとても
長く感じられました。
けれども、
その真言密教の世界は、
私たちに目に見える
世界だけではないのだと
教えてくれます。
仏教もキリスト教も
詰まるところは同じ、
愛と慈悲の世界だと
わかります。
かずちゃんは、
You Tubeで毎晩観ている
お坊さんが目の前にいて、
かなり興奮気味でした。
私は、今回の胎蔵界と
前回の金剛界で
真言密教の
堅信式を終えたことに
なるのかしら…❓
などと、考えていました。
人が多くて
圧倒された私は、
「やっぱり普段の
のんびりとした
高野山が好きかも…」
と、思ったりしたのでした。
「でも、これだけたくさんの
お坊さんを支えて行くには、
やはり必要な行事なのだなぁ❗️」
と、感じました。
高野山のお坊さんたちの多くは、
真剣に高野山を守ろうと
していらっしゃると
感じられて、
安心感があります。
パリでも、
大切な教会を守るには、
神父さんたちに
「死守する覚悟」が無いと
次第に低いエネルギーに
侵食されてしまいます。
ノートルダム大聖堂も
神父さんたちが
低いエネルギーに
不意をつかれた感じがして
なりません。
人間の身体が魂の聖堂であると
認識する時、
私たちもまた、
気をつけなければなりません。
私たち人間も、
常に気を張って
自らの光と意識を
守っていかなければ、
低いエネルギーが
勝ってしまうからです。
幸い、私たちには、
神さま、あるいは
大いなる宇宙の
使者である天使たちが
常に側にいて
正しい道を歩むようにと
促してくれます。
もし、素直に
その小さな声に
耳を傾けるならば、
きっと道を誤ることは
ないでしょう。
彼らは、本当は、
大音量で私たちに
話しかけているのですが、
私たち人間は、
あまりにも多くの事に
気がとられているので、
小さなささやきのように
聞こえるだけなのです。
低いエネルギーは、
不意に、しかも、
正論をかざして
忍び寄ることが多いのです。
大天使ミカエルと共に
光の中を歩きましょう❗️
お大師さまと共に
慈悲の心をもって
希望を失わずに
前進しましょう❗️
今日も、
あなたが生きていてくれたことに
感謝します。
サトー・ポーラ
