中国人留学生から、2日続けて発熱していると連絡がありました。

先週、土砂降りの雨に降られて、風邪を引いたのかもしれない、と言っていたので

あまり深く考えずに 「病院へ行って、ゆっくり休んでください。」 と電話を切りました。

 

それを聞いていた幾人かの同僚から

「発熱しているなら、先に病院へ電話したほうがいいよ!」 と言われ、

そうだった! (私の住んでいる所ではコロナ感染者が日々、増えています。)

と、慌てて近隣の病院へ問い合わせることに。

 

「外国人」 「日本語が下手」 「発熱中」 と悪条件が重なり、

問い合わせた病院からは、見事にお断りされ

2件目に問い合わせた病院から、「保健所に電話を。」 と言われました。

 

そして保健所に電話すると 「コロナ相談窓口へ。」 と言われ

そこに問い合わせると 「#7119へ。」 と言われる始末。

ここで私の我慢の限界がきました。

 

電話をかけてもかけても、診療してくれる病院は教えてくれず、何度も同じことを伝えるだけ。

『「外国人」 「日本語が下手」 「発熱中」』

この条件で診療してくれる病院をただ知りたいだけなのに!!!

そう思っていた私に教えてくれたのは、「PCで検索すると出てきます。」 でした、、、。

(とは言うものの、教えてくれたサイトは外国人向けの診療相談窓口でしたが)

 

 

なんだか解決したのかどうなのか、

よくわからない状態で電話を切ることになり、私はもやもやするばかり。

 

ここで私が思ったのは、もしもコロナ感染の疑いがあっても、

こうやって何本も電話をかけるはめになるだけなの?? ということ。

それに 「コロナ相談窓口」 も、診療してくれる病院の紹介はできない、と言うので

じゃあ、なんのための窓口なの?? と思ったし、

なんなら発熱してても、バカ正直に事前に病院に問い合わせするのは、

得策じゃないってこと?? むしろ(問い合わせするのは)バカがすることなの??

とまで思ってしまいました。

 

 

そんなことがあったあと、1件目に問い合わせた大きめの病院からの折り返し連絡では、

通訳の付き添いを条件に 「明日以降のオンライン診療なら。」 と言われました。

 

オンライン診療?! とここで私を含め全員、びっくり。

今どき(?!)の病院って、どんな症状の人が行くところなの???

と、全員の頭の中でクエスチョンマークが飛び交いました。

最早、ここまでくると病院の存在意義がわからなくなります。

ただの風邪や流行病(?)では、病院に行かない(行けない)時代になったのかもしれないし、

うかうか発熱を伴うような病気にも、既往歴のない病気になることもできません。

 

 

今後、オンライン診療に移行するならするで、それはそれでいいと思います。

ちょっと軽い言い方ですが、なんだか近未来的な診療スタイルだと思うし、

発熱していて体が重たい、なんてときは病院に行くのも億劫です。

でもそれを地元の基幹病院に丸投げしているのはどうなのかな、と思います。

 

5Gがどうの、と言うぐらいなら、(すでに始まっているのかもしれませんが)

全国各地、なんなら世界中から日本でのオンライン診療を

受診できるようなものを政府主導で構築していけばいいのに、、、とか

せっかくマイナンバーカードがあるなら、既往歴やカルテを紐づけて、

どこの病院を受診しても簡単に病歴や服薬履歴がわかればいいのに、、とか

そんなことを一気に考えてしまいました。(妄想が暴走してます。)

そしてやっぱり、こんな話ができるような人が欲しい、、、とも。

 

 

ですが、こんな状況で右往左往している人間たちをダークな存在達は高笑いしながら

見て楽しんでいるのかと思うと、本当、うんざりします。

コロナ禍で振り回される状況にも、もういい加減、飽き飽きしてきました。

一日でも早く収束しますように。

ちなみに件の留学生は、無事、受診でき、ただの風邪でした。(よかった☆)