気がつけば、趣味というものがない。
年に10回以上行っていた渓流釣りも、今では1、2回。
スポーツ指導は、もはや趣味の域を超えている。
将棋も完全に「観る将」、つまり観るのが専門になってしまった。
比較的好奇心旺盛な自分だが、まさか趣味を探すことになろうとは。
向かいに住む元体育の先生は、毎朝4時半から2時間「散歩」をしている。
やってみたいが、続きそうもない。やれる時にやればいいと思ってしまう。
「映画鑑賞」も難しい。暗い部屋に2時間も座っているのは得意ではない。
食に関心が高いわけではないので「料理」もダメ。人気店に並ぶなどもってのほかで「グルメ」もNG。
野菜が高いので「ベランダ菜園」も検討したが、時間の割に見返りが少なそうだ。
「カメラ」は現実的だが、被写体が身近なものばかりになりそう。
今更「絵画教室」に通ったり「楽器」をやる気もない。
しかも単発ではなく、何か継続して楽しめるものが欲しい。
そんな折、自分と同年代の市内の委員さんが、「推し活」をやっていると聞いた。
あるグループのコンサートを追って、娘さんとあちこち出かけているという。
なるほど「推し活」か。
ただ自分には推すべきグループはない。
だが何か推すべきものがあれば、適度に楽しむ事はできそうだ。
ところで、今年のプロ野球のシーズン観客動員数は、過去最高だったという。
たまに野球中継を見る事があったが、随分入ってるなとは感じた。
折しも自分の息子はベイスターズファンで、シーズン終盤から日本シリーズ優勝までの盛り上がりは凄かった。
ジャイアンツファンの嫁はガックリきていた。
いずれにせよ、今年の我が家は野球の視聴時間が増え、自分も面白く観ることができた。
野球なら試合も頻繁にあり、選手数も多く、年間を通して楽しめるのではないか。
考慮の末、来年の趣味を決定した。
プロ野球球団の推し活である。
大晦日のこの日、早速ファンクラブに入会した。
自宅でも楽しめて、たまには観にも行かれるだろう。
自分の住む地に相応しい趣味でもある。


















