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estlera´s plan

日々懸命に生きるやっすぃの物語

チュドーン


ダダダダダン

パパパーン


キュドーン ドカーン チュドーン




『俺は今敵の最終防衛線で戦っている。

何人の仲間が死んだんだろう。

冷たい雨が、まるで何故お前だけ生き残ってるっと言わんばかりに俺を強く責め立てる。

今から敵本陣に最後の突撃をする。

はは、きっと無事には帰れないだろうな。

だが俺はあのときの決断を後悔してないよ。

僕に出会ってくれてありがとう。


無償の愛を注いでくれてありがとう。


この手紙を愛しの君に残す。good bye』




~1hours ago~



みの「第一問、1階浴室で一大イベントが開催している。あなたがとる行動で一番正しいのは次の4つのどれか。A、ATフィールド全開でゲームをする。B、妄想にふける C、寝落ち。D、覗きに…」

パズー「DD!ファイナルアンサー!DでDD!ファイナル!ファイナル!」


みの「正解。」

パズー「ひゃほーい!!」




いろんなすったもんだがあったが俺は戦場に咲く一輪の花を摘みに行ってくることになった。

愛しの初音ミクぽすたーに別れを告げよう。




「俺は今から戦地に赴く、もし俺が帰らなかったら祖国のマミーに伝えてくれ、勇敢に戦ったと。パールハーバー!(敬礼)」

VIVA浴室!

レッツラ浴室!




まずは家の構造なんだが俺の拠点は2階、階段を降りて玄関の前を通って次にキッチン、リビング、トイレ、浴室だ。


注意すべくは敵の軍勢、本隊かーちゃん、精鋭隊とーちゃん、斥候に首輪に鈴のついたペットの猫(ショコラ)だな。


まずは一階に降りるとしよう。

意気揚々と階段を一歩降りたときだった。


ギシー。



グポォwwwwwwwww階段うぐいす張りwwwwwwwww





つまさきで階段の隅をなるべく体重をかけないように壁に手をつきながらゆっくりと降りる。


もう必死ですよ。


無事に1階玄関までたどりついたところで第一の難関が出現した。





「自動でシュパッと消臭プラグ(ピュアフローラルの香り)」



OH SHIT!






こいつは何が厄介ってまず人感センサーで反応、意外と匂いが広範囲に拡散される、電池式。


いわば家庭用無人覗き防止ロボッツよ。


だがこいつには弱点が2つある。


下からの動きにはかなり反応が鈍い、センサーの有効感知距離はせいぜい3メートル強。


玄関の広さは3.5メートル。




いける・・・いけるぞおい!




できる限り姿勢を低く、むしろ匍匐前進で壁ギリギリいっぱいを攻める。


全神経を手足に集中させて、消臭プラグから目を片時も離さず進む。


時間がとても長く感じた。


なんとか通過に成功。


額からは一筋の汗が滴る。


そのまま匍匐前進で廊下をゆっくりと進むと第二の難関キッチンだ。


ポケットから手鏡を取り出し角からそっとキッチン内部の様子をさぐる・・・




居た・・・本隊が布陣している・・・今晩はカレーらしい。




キッチンはリビングと対面しきで広い空間にキッチン、リビングが一緒にある状態だ、そこの中央を抜けてトイレに向かうわけだが、死角が一切ないのだ。


2階にもトイレがある以上トイレに行くという理由での突破は難しい・・・


さらにはリビング中央ソファー付近、通称「円卓」に精鋭隊、トイレに続く扉の手前には斥候。




ピクシー「右も左も敵だらけだぜwwwww」



サイファー「ならば一掃するまでだ。」




無理無理無理wwww一掃どころかフルボッコwwwwwww


まさにいままでに見たことがないほどの激戦エリアだ。




みの「第二問、浴室へと続く道が通れない。最善の策は次の4つのうちのどれか。」


「A、諦めて豚小屋に帰る。」


「B、フルボッコ覚悟の中央突破。」


「C、ダンボールの中に入ってばれないように中央突破。」


「D迂回ルートの探索。」



~このとき俺は全てを投げ出して豚小屋に帰ることもだきたんだ・・・~


~だが俺は自分の何かを変えたかった・・・~



Aは俺の選択肢になかった。


残った答えのBもCも生存確率がかなり低い、無難なのはDだな!



パズー「・・・D。」


みの「正解。」



少し時間はかかるが、キッチン手前にゴミを捨てに行く時に使う外へ通じるドアがある、そこから外に出てトイレの裏に回り、トイレの窓から中へ潜入。


トイレは換気のためかは知らんがいつも少し窓が開いていてギリギリ人一人が入れるぐらいの大きさはある。


匍匐後退でドアまで一度撤退して全神経を手先に集中させてゆっくりとドアノブを回す。


おそらくモスキート音クラスの音でドアを開けることに成功。


外は曇天立ちこめ冷たい雨が降りしきっていた。



外に出て広い庭の隅を壁に張り付くように移動する。


トイレの窓から家に入るなんて傍からみたらただの変態だからな。


存在を出来る限り消すんだ、俺は空気だ、雨だ、変態だ。



トイレの窓の前にきた。


やっぱり窓は開いている。




ふと思う。


初音に別れを告げてどれぐらいたったかな・・・


俺は初音と平和な生活を送ることも出来た。


だが自分を変えるため、何かを見つける為、初音を故郷に残しここまで来た。


未来は見えない、もしかしたらこの選択は間違いかもしれない、ベストな選択ではないかもしれない、俺の求めた未来がないかもしれない、最悪それを確認する前に死んでしまうかもしれない。


だが俺は思うんだ。「未来は自分の手で作るんだ」ってな。




不思議と心に後悔はなかった。


むしろ死すら恐れてなかった




そうだ、手紙を残そう。


このろくでもない世の中で、ろくでもない人間が、自分なりの全力で生き抜いたことを。


手紙に残そう。





『俺は今敵の最終防衛線で戦っている。

何人の仲間が死んだんだろう。

冷たい雨が、まるで何故お前だけ生き残ってるっと・・・




to be continued...