母と電話で話していて出た話題。
私が子どもの頃に母が買ってきていたレコードの一つ。
サンソン・フランソワ のショパン。
子どもの頃に、かけるレコードが少なくて、
そーっと針を落とす楽しみもあって聴いたのが
このレコードで。
昔はわからなかったんですよね~、フランソワ。
大人になって調べてみたら、ものすごい評価。
改めて聴いてみて、お育ちの良さそうな演奏かなと。
(なんだ、そりゃ。)
次は、ショパンコンクールで優勝した、
ベトナム出身のダン・タイ・ソン。
たしか、アジアでの受賞はこの人が最初だったような。
大人になって、私が新聞で読んでCDを購入。
コンサートも行きました。
CDを家で聴いていて、母が一言。
「女性?」
「男性よ」
「女性っぽい演奏ね」
普段は無口な母ですが、こういうことは
よく知っていたし、判断基準を持っている人で、
好き嫌いがはっきりしていて。
ダン・タイ・ソンも嫌いではなかったようです。
親っていうのはすごいなぁと思うのはこういう時。
母がかけていたレコードが基準になっている私。
前にやっぱり映像を載せたような気がするけど、
フィッシャー・ディースカウも好きで、
それも母が持っていたレコードから。
まず母が持っていたものを聴き、
たまにそのことで話をし、
知識にし、
時代の流れの中で、今度は私が選ぶ。
小さいことなんですけどね、財産です。
一時期、とても豊かになれました。
あ、母は中村紘子が好きでCDを持っていますが、
私は彼女はダメです。強すぎて。
女性的といわれようが、アジア的でもいい、
ダン・タイ・ソンが好き(笑)
他にもショパン弾き、いないかな?^^
PS。今度フィッシャー・ディースカウの
「冬の旅」を買ってみようか^^
持っているのは「美しき水車小屋の娘」
だけなのでね。