三倉佳奈さんのブログで、「帰る場所」という言葉を目にしてから、ずっと考えています。
私にとって、「帰る場所」ってどこだろうと。

父が亡くなっても、母が住む実家が私の「帰る場所」だと思っていました。
そこは、母によって「帰る場所」ではなくなってしまいました。

あとは一つです。
私が世帯主の、息子と住むこの家です。

息子は荒れていてもこの家に帰ってきます。
どんな状況であろうと、彼の居場所のようです。

私は、息子の年齢の頃に家出をしました。
4日目に補導されたのですが。
私にとって、あの家は私の居場所ではなかった。
息子は今、私からみたらいい加減な生活をしています。私はうるさい母親でしょう。親子二人では煮詰まることもとても多い。私なら逃げ出したくなるような環境だと思います。
それでもここに戻ってきます。
私にはわからない。

私にとって、この家は「居場所」なのか。
そんなことを考えているのです。

ふと、「居場所」を求めて出て行きそうになる自分がいるのを感じるのです。