むか~し、新卒で入った会社でパソコンに出会いました。
その名も「MULTI 16」。

コンピュータに触れるのは初めてだった私は、別になんということもなく受け入れたのですが、今考えればものすごいパソコンだった気がします。だって、某財閥系電機会社が開発・販売したのはいいけど、売れないので系列会社で買って使ってやらなければならなかったと聞いた代物。
「たまんねーよな~」とは、当時の先輩社員。

8インチフロッピーって知っている方いますか?
当時は普通の大きさだったけど、今から考えると…下敷きぐらいの大きさ?(おおげさ?)
当時はワープロもなくて、MULTI16を起動させて、この8インチフロッピーを読み込ませる。それからワープロで文書作成です。毎回読み込ませないといけないのが難点。
たまーに8インチフロッピーを読み込んでいる最中に中でガリガリと音がすると、フロッピーの内側にむき出しになっていた記憶媒体?がへろへろに伸びてしまってたりして。
すごい時代を過ごしたものだな~。

それから数年後に、富士通からワープロ専用機のOASYSが出たはずです。私は会社を辞めていたし、別の会社に移ってもそこでは使っていなかったので、触ったことがありません。
今はもうどこもワードか一太郎がメインでは?

ちなみに、当時のこの会社には「文書課」というのがあって、和文タイプ専門の女性が数人配置されていました。契約書等は美濃紙に和文タイプで作成、提出、契約。
MULTI16があっても、契約書はまだまだ和文タイプの時代なのでした。
(今はどうなんだろ? みんなワープロなのではないかと思っていて書いているんですが。)