今日は、20代でがんサバイバーの方がストレートパーマをかけに来て下さいました。
がん治療による脱毛の後に伸びてきた髪が扱いにくく、ストレートパーマをご希望なのですが、治療後間もないからか、施術を受けて下さる美容室がなかったそうです。
また、脱毛中にはウイッグを使用しますが、似合うようにカットしてもらおうと美容室を訪れましたが、何件も断られてしまい帰り道には涙がこぼれたとおっしゃっていました。がん患者さんへのアピアランス支援やウイッグの知識がないと無理もないことですが、美容業者として、申し訳ない気持ちで一杯になりました。
当サロンでは、港区と連携して「みなとアピアランス・サポート相談室」を併設し、またがん診療拠点病院で、がん患者の外見に関する無料相談を受け付けています。
区や病院からの要望も有り、今年はその経験や知識を活かして、より多くの美容室に、がん患者さんへの施術に関する知識を持っていただき、ウイッグのリメイク技術やアピアランス支援の基礎知識をもっていただけるように講習活動をスタート致します。
がん治療の副作用に伴う手術跡、脱毛、皮膚や爪の変色など、外見が変化することは患者さんに大きなストレスとなり、特に女性にとっては吐き気やしびれなどよりも、外見変化の苦痛度が高いという調査があります。外見が気になって外に出られないなど、社会との関わりに消極的になる方も少なくありません。
患者さんの不安を少しでも軽くして、治療中も自分らしく社会との繫がれるように、また、治療後の職場復帰といった就労支援など、美容のプロがその技術を活かしてサポートできることがあります。
港区は、がん患者の就労支援の一つとして、アピアランス・サポートに積極的に取り組んでいただいており、ウイッグや乳がん手術後の胸部補整具の購入代金の公費による補助を予定していただいています。助成金制度の詳細は、決まり次第にご案内致します。
http://app-sup.com/