EST Official Blog 〜学生NGOにできる国際ボランティアとは〜

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子供たちの夢を描く可能性を広げたい。そのために私たちに何ができるのか。

学生にできる最大の支援とは。そんな想いで日々奮闘する大学生達の活動日記。

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こんにちは!

サバ娘こと(前回記事参照) 

EST14期 早稲田大学2年、海外事業部リーダーの岡安七菜美です🐟


副代表から雑なフリを投げられてしまったので軽く説明しておきます。なぜ私がサバ缶娘と呼ばれているのか…


初めての渡航!初めてのフィリピン!不安!何持ってこう!よし!サバ缶持ってこう!


以上です🐟


忠告:今日の記事、無駄に長いです。


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 教育支援をするボランティアサークルに所属しているという話をすると、よく聞かれる質問があります。


"教育支援って何やってるの?"


私はこれを聞かれた時、ほんとーうに困ります。

 そして、"子供達に授業をしたりしてる" といったうわべだけの浅い言葉しか伝えられません...

この瞬間がとっっても悔しいです。一年で感じる悔しい瞬間ランキング上位3位には必ず食い込むくらい悔しいです。


代表も副代表も口を揃えて言っていましたが、ESTがしている活動は本当に言葉にしづらいと感じています…


でも今日は、こうして文面でじっくり伝える機会を頂いたので ”ESTがしている活動” についてじっくりと考えていきたいと思います。(これは長くなる予感、追記: はい、長くなりました)



不思議なもので、実際に渡航にいくと、ますます分からなくなるんです。色々な体験をして、色々な感情を抱いて、ものすごく充実した時間を過ごすことができるのですが、その反面自分達の活動に数々の疑問を抱くことになります。



でも、この疑問を、自分なりに噛み砕いて紐解いて成長していくのもESTの中での醍醐味だと思ってます。



私も2回の渡航を経て、ものすごく考えましたがいまだにはっきりと胸を張って言える答えは出ていません。が、自分の中で思ったことがあります。

ここからちょっと私の馬鹿さが出て来ますが気にしないでください。


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ある日のMTGの中で、こんなことを思いました。



「ESTってコンタクトレンズみたいな存在だよね…」



…(笑)


なんのこっちゃって感じですね。説明してさしあげましょう。


・コンタクトレンズってあんなに小さい存在なのに、目が悪い人にとってはあった方が良いもの。

・コンタクトレンズの立場からすると、求めてくれる目の悪い人がいなければ完全に用無しとなってしまう。だってめがねがあるし。

・メリットはあるものの、目にとって異物であることは事実。



分かりましたか?

この例えの中の "目が悪い人” が表しているのは "フィリピンの人々”  で、

 ”コンタクトレンズ” が ”EST” です。

 ”めがね” が “NGO” や “政府”といったところでしょうか。


(目が悪いって表現はフィリピンの人々を立場の弱い人々とみなしているように思えますが全くそんな意図はありません、私の頭では良い表現が見つからなかったのです…)



発展途上という現実に伴い様々な問題を抱えている反面、毎日よく笑って幸せそうに暮らしている彼らにとって、日本という裕福な国からきて勝手にボランティアと称した活動をしている私達は完全なる異物です。



だけど、彼らと生活を共にしていると、彼らが私達を受け入れてくれるようになり、帰る頃にはお互いに心から悲しみながら、「絶対また来てね」「絶対また来るよ」という会話を交わします。



 学生団体という影響力の少ない小さな存在だけど、求めてくれる人々がいるんです。求めてくれる人がいなければ、私たちはただの彼らの生活を邪魔する存在になってしまいます。



「ESTが子供たちを笑顔にしてくれてうれしい」

と言ってくれる高校生の女の子がいました。


「ESTが来てくれてよかった」

と言ってくれる普段は学校に通っていない男の子がいました。


言葉にはせずとも別れ際に泣いてくれる小学生の男の子がいました。



私たちが現地を訪れて子供たちと触れ合いながら教育支援をすることで、小さい小さい変化が生まれること、誰かが笑顔になってくれること、誰かの心が動くこと、これらのことって、明らかに「無い」よりも「有る」ほうがいいことですよね?


そう、視力の悪い人とコンタクトの関係のように… (完) 


 (笑)

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フィリピンの人々が本当に求めていることは、インフラの整備、雇用の確保、ゴミ問題の解決など、私たち学生の力ではちょっとどうにもできないようなことです。これは、現地にいくと身を以て感じます。どうにかしたいけど、どうにもできない。


そのもどかしさと悔しさを噛み締めながら、私たちは教育に視点を当てた活動をしています。


私たちが授業やその他の活動を通して伝えたことなんてきっと子供たちはすぐに忘れてしまうでしょう。


だけど、私たちの存在はずっと覚えていてくれる。


そうバシッと言い切れるくらい強く深い繋がりを子供達・その家族との間に生み出していくのがESTの教育支援です。


微力かもしれない、すぐに変化は見られないかもしれない、それでも、私たちとの出会いと思い出が 子供達の明るい未来につながっていくことを信じて、ESTは今日も頑張ります。




さて、長くなりました。熱くなりすぎました。ここまで読んで下さった仏様のような心をお持ちのあなた、国際協力に向いてますよ。

ESTの一員として一緒にフィリピン行っちゃいましょう!🌟

(14期勧誘しがち)



次回は ESTの顔面偏差値底上げ女子 みさきちゃんです💓