お久し振りです。
夢人力車のためにつくったこのページ、実は旅が終わった今、どうしたものかと考えていました。
けれど、最近、旅の途中で出会った人たちと連絡を取ってみて、気づきました。
僕がやったことは実は自分が思っていた以上にいろんな人に影響を与えていたんだなということに。
だから、僕は旅の思い出をできる限り詳しくシェアしていきたいと思いました。
旅の途中では正直、あまり伝えられないこともたくさんありました。
毎日、簡単に振り返っていきたいと思います。
順不同です。
夜に電話がなった。
見たら懐かしいあの鈴清のご主人であった。
鈴清とは静岡県富士市にあるビジネス旅館で、旅の中、ほんとうにお世話になった。
下見で発見した。
それまで、その近辺で実は宿に苦労していたのだ。
どこもかしこも冷たい反応でなんだ?と思っていたところ、ご主人の鈴木さんは快く迎え入れてくれ、しかも人力車で旅をするという話をすると、めちゃくちゃ共感してくれて、宿代値引きするし、って言ってくれた。
夢賃乗車の旅にはそれぞれの場所でなにか、夢を与える活動がしたいと思っていたのだが、正直、この町で何かできるとは思っていなかった。
正直、人が集まりそうな気配がしなかったから。
すると、ご主人がおっしゃった。
知り合いに幼稚園で働いている人がいるからそこで子供たちを乗せてあげてよ、って。
それを聴いて、ものすごい僕は喜んだ。
子供を乗せるのが、実はすっごくやりたくて、チャンスをうかがっていたからだ。
保育園で2年間バイトしていた自分の血が騒ぐ。
1時間ちょいでこども65人と大人6名に乗っていただいて、人力車人生でもっとも休みなく走ったという経験をしました。
それでも疲れよりも楽しさが上回り、最後はもう何がなんだかわからないけどとにかく楽しい!みたいな感じになってました。
ほんとうにみなさんに感謝です。
今日、電話をして感じたこと。
それは、子供との会話の中で人力車の話が出てくるということ。
ご主人の子供はまだ3歳だというのに、自分が宿の前で乗ったせいか、テレビなどで人力車が登場すると、「人力車!」と呼ぶらしい。
幼稚園の子供たちにもやはりとても深い印象を残しているという話も聴いた。
自分の中では正直、伝わったのかなという気持ちが残っていたが、子供たちは「なに、ちっちぇえこと気にしてんの!?」ってな勢いで、覚えていてくれたし、大切な想い出の一こまになってくれたようだ。
それが何よりもうれしい。
人の記憶の中に生きることがこんなにうれしいとは。
思い出をつくってくれた幼稚園のみんなに感謝。
そして、その記憶を共有させてくれたご主人にもほんとうに感謝したい。
ありがとうございました。