’04にエッセリーニの日本代理店を始めたのですが、実は
その半年ほど前に母を病気で亡くしました。


それまでは漠然と「死」というものは「生」の反対のものだと
思っていたのですが、母の死によって、「死は生の延長に
あるのだ」ということを思い知らされました。


母を亡くしたあと、電車で見る親子、なぐさめてくれる友人など
誰に対しても心の中で悪態をつくどうしようもない状況になっちゃった
んですよね。「あなたはいいわよね、だって母親がいるじゃない。」と。


同じように親を亡くした人にですら、「私と母の関係など誰にも
分かるはずがない。だから気安く同じ気持ちを共有しているふりを
しないで。」と思っていました。


苦しんでいた私にずっと黙って寄り添ってくれていたのが
数人の大切な友人たちと、エッセリーニとシモーナだったのです。
なにもせず、ただただ私に寄り添ってくれているのを感じました。


だからこそ、エッセリーニのために働いてきたんだったと、
今日突然分かったんですよね。気付いてなかっただけだった。


今回の震災によって、家やふるさとだけでなく、愛する人たちを
一瞬にして失ってしまった方々の気持ちが、私などに分かる
はずがないということは、とてもよく分かっています。


それでも、なにもできなくて、祈るしかできなくて、心を寄り添う
ことしかできなくても、それが誰かの力になる日がくるといいな。

☆イタリア発☆あなたにそっと寄り添う不思議な存在 “エッセリーニ”-絵



シモーナもエッセリーニも私も、皆さんのそばにいます。








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☆イタリア発☆あなたにそっと寄り添う不思議な存在 “エッセリーニ”-ロゴ
今日は満月。エッセリーニ・テスト をどうぞ。