アーティストの人生は辛い？（ボタン工場の巻）

イタリア人アーティストのシモーナさんは２０００年にエッセリーニを
立ち上げました。




今日に至るまでなにかしらの創作活動はしているのですが、一時期
いろいろ思うところがあり、「アーティストだなんてフワフワしたこと
やってちゃダメなんだわワタシも普通の仕事をするべきかも
しんまいっ！」ということで、ボタン工場に働きに行ったことがあるのです。


朝、指定された８時に工場へ行き、工場長とパート仲間にご挨拶。
すると、突然サイレンが鳴り響きました。


ご想像のとおり、始業を知らせるためのものなのですが、なにせ慣れない
ところに行っていつも以上にビクビクしていたシモーナは、爆弾でも降って
くるのではないかとそれはそれは驚いたそう。


おまけに、仕事が始まってみれば創作活動とは程遠いルーティンワーク。
根っからのアーティスト気質なシモーナは、言われたとおりのことが
なかなかできず、段々辛くて苦しくなってきてしまい、ついに３時間後、



「ごめんなさい、、、もうできません、、、もうできましぇん（/TДT)/」



と工場長に泣きながら訴え、そのまま帰ってきてしまったそうです




いまだに、「工場で３時間しか働けなかったシモーナ」という
ことでみんなに笑われていますが、本人は、


「そのときに工場長になんて言われたかも、どうやって
帰ってきたかも全く覚えてないの。
ワタシ、カタギの仕事ができないんだわ・・・」


だって。


このボタン工場の話をするシモーナが猛烈におかしくて、
聞くたびにヒーヒーお腹をかかえて笑ってしまうのですが、本人に
してみれば深刻な悩みなんですよね、きっと。







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でもシモーナの話はほんとうに笑える。
エッセリーニ・サイト もドウゾドウゾ