こんにちは。
今日はノリについてのTipsです。
皆さんは歌を歌うとき、リズムに乗って歌えているでしょうか?
先日のレッスンの際、二人の生徒さんに、歌うときのノリの出し方をアドバイスすると、グッと歌が変わった、ということがありました。
アドバイスの内容は
①ダもしくはタで歌う
ノリが出せないときは、基本的なリズムが取れていない事が多いです。
どの音をどのくらい伸ばすのか、またどのくらい休符があるのか。そういったシンプルな事象をきちんと把握できているか確認してみてください。
訓練法としては、歌詞をつけると複雑になるので、まずは「ダ」あるいは「タ」で歌う。これが意外と有効だったりします。
きちんとリズムが把握できていないといざダやタで歌おうとすると出来ない方も多いです。
ぜひ録音などをして、自分の歌をチェックしてみてくださいね。
②どこにアクセントがあるかを聞く
曲をよく聞いてみると、アーティストが強調して歌う音とそうでない音があることに気づくと思います。
どこにそういうアクセントがあるかを分析すると面白いですよ。
そういった作業をするうち、ジャンルによって共通点が見出せたりします。
③首でリズムをとる
先日の生徒さんに有効だったのがこれです。
1、2、3、4、というリズムを、頭を左右に倒しながら取る、という方法です。
1で右に頭を倒す
2で元に戻す
3で左に倒す
4で元に戻す
というシンプルな訓練です。
該当の生徒さんは、『残酷な天使のテーゼ』が課題曲だったのですが、シンコペーションがうまく取れず、リズムが走りがちでした。
この首でリズムを取りながら歌ってもらうと、グッとノリが出てきて、ご自身でも効果を実感されたようでした。
④かかとでリズムをとる
1、2、3、4のリズムに合わせて、かかとを上げ下げしてトントンとしながら歌うと、声の打点、どこでどの言葉を発声するのかがはっきりしてきて、それがノリにつながることがあります。
レッスンでは以上のようなアドバイスをしています。
ですが、根本的なノリの出し方は、まずはいろんな曲のノリに着目してよく聞く。
胸で、脊椎で、腰で。体のムーブメントとともに感じることが大事ですね。
体の動きと声は密接に関係していると思います。体でリズムを取ることをためらわないでくださいね。