こんにちは。
先日、高校受験のため、一旦レッスンをお休みすることになったHちゃん。
体験レッスンで、初めてレッスンに来てくれた小学5年生の頃、お父様が「うちの娘を芸能界に入れるつもりはないんで。」とおっしゃっていたことを思い出します。
一般的には「ボイストレーニング=芸能界」のようなイメージが強いのかもしれないですね。
でも、そのイメージの為に、レッスンを受けるのを躊躇している方もいらっしゃるとしたら残念です。
ボイストレーナーにはメジャーデビューに導いてくれる先生だけではなく、話し方に特化している先生、作曲まで手伝ってくれる先生、歌唱指導に尽力されている先生など、色んな先生がいらっしゃいます。
自分はそもそもどんなことをやりたいのかを分析してみて下さい。もし、芸能界に入りたいのではない、もしくはプロシンガーになりたいわけではない、でも人生を豊かにするために、声と向き合ってみたい、と思う方は、ご自身のニーズに合った、ボイストレーナーの先生を探してみてくださいね。
ちなみに、わたしのレッスンは主に声の土台づくり、発声のトレーニングをメインに行っています。今レッスンに来られている方も、ストレス解消、カラオケの自信をつける為、ライブやバンドボーカルとして活動する為、僧侶でお経をよむため、などさまざまな目的をお持ちです。その為の声づくりに役立てて下さっているようです。
上述のHちゃんは芸能界に進みませんでしたが、プロ志向ではないからと手を抜くわけでもなく、毎年の発表会でも「やるからにはちゃんとやりたい!」と自分の意思をしっかりと持って着実に力をつけていました。
声は自分とは切っても切りはなせないもの。自分の一部です。そんな声と向き合う時間があってもいいのかな、と感じています。