こんにちは。

 
今日は自分の歌をどう特化していくか、について触れてみます。
 
たまに自分がどんなジャンルや歌声を目指したらいいかわからない、という生徒さんがいらっしゃいます。
 
色んなアーティストが好きで、ジャンルもある程度好みはあるけど、絶対にコレというものが無くて、迷う方もいます。ある程度なんでも歌えてしまう人ほど、その傾向は強いように思います。
 
ですが、方向性はある程度絞っていく方がいいと思います。
商品でいうと、たとえばウィスキーならこのメーカー、炊飯器ならこのメーカーなど、会社によって特化している分野があるように、このジャンルならこの人というイメージがある方が、選ぶ側も選びやすくなります。つまり選んでもらいやすくなるということです。
 
自分がこれは誰にも負けない、任せて!と言えるものが必ずあるはずなので、それを探してみてください。高い音が出る!低い声に魅力がある!ハモりは任せて!声量に自信あり! R&Bの曲のレパートリーは多い!などなど。
 
また、周りの人に「私の歌のいいところはどこ?」と聞いてみるのも一つの手段です。意外と、自分が気づいていない部分を評価してくれていたりします。
 
また、ぼんやりとでもいいのでこれを人前で歌ってみたい、と思うものをライブや発表か会、動画アップなどで歌ってみる。その中で、自分が光ることができるスタイルが見えて来たりもします。
 
もちろん、レッスンの中でその人の声質にあうアーティストを提案することはできますが、自分で考えて、経験していくことが達成感や自信に繋がり、成長していくことができると考えています。
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余談ですが、わたしの場合は、もともとドリカムとか、マライア・キャリーみたいに歌が上手く歌えるようになりたい、と思っていましたが、楽器の方や、サポート依頼であれやって、これやって、と言われるがまま、いろんなスタイルにトライしてみました。
そのおかげでお客様に喜んでいただけるスタイルも見えてきましたし、内面に潜んでいる自分を発掘することができました。好きな音楽はロック以外!と公言していたのに、いざバンド編成でやると、ロックって本当に楽しかったりします。
もともと自分にとっての神シンガーがいて、それを目指すのが絶対的に早道ですが、それが見つかっていない、でも歌うのは大好き、という方は、自分がその時カッコイイと思うものをどんどん試してみてください。動いてみてこそ物事は進展しますよ。
 
理想像がみつかりますように。