こんにちは。

 
昨日はお花見で、奈良県の「高田の千本桜」を見にいきました。ここは夜のライトアップが美しいことで有名なのですが、その桜並木の端に公園と池があり、池の上に能楽堂が設えてあるのも魅力の一つです。
 
能楽堂を眺めていると、なんとなく『風姿花伝』を思い出しました。
『風姿花伝』は能を大成した観阿弥・世阿弥親子の世阿弥が書き残した、芸能の理論書です。
 
芸能に携わる人の心得が、一冊に全て凝縮されているような内容で、どの年代ではどのような稽古をするのがいい、といった手引きや、芸に対する心構えなどが記されてます。1400年に書かれたものですが、内容は全く古くなく、今読んでも共感、共鳴する部分が非常に多いです。
 
ご興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。現代語訳版もたくさん出ていて、ページ数もそんなに多くありません。